新作のお知らせ【二見時代小説文庫】+ご報告です

2018年11月24日

ご無沙汰しております。秋も深まる最中の三連休、いかがお過ごしでしょうか。
二見時代小説文庫より『評定所留役秘録 父鷹小鷹(おやだかこだか)』が発売となりました。
時代小説の書き手としての原点回帰(若く不器用な主人公)と新たな試み(主人公を支える家族=父、弟、妹との絆。奉公人夫婦も活躍)を融合させて執筆した作品です。

表紙は西のぼる先生に描いていただきました。僕が時代小説を読み始めた中学生の頃からご活躍されており、近年は上田秀人先生の各社シリーズを手がけておられるベテランの先生です。
二見書房では藤木桂先生の『本丸目付部屋』シリーズに続いて、拙作の表紙もお願いできる運びとなりました。主人公の結城新之助を中心に一家が揃った形にまとめていただき感謝します。
西先生、ありがとうございました。

時代小説家として一度は引退を考えた僕ですが、まだ満足の行く作品を生み出せていないことを顧みて思いとどまり、細々ながら書き続けております。前作『浜町様捕物帳』シリーズ(同社刊)は売り上げが振るわず、残念ながら3巻で打ち切りとなってしまいましたが心機一転、原点回帰と新たな試みの融合に全力で取り組んで参る所存です。
三連休も中日となりましたが皆々様、休日のお供にお買い求めいただけましたら幸いです。よろしくお願い致します。

ご報告
1.事後報告となりますが、以前お知らせしました江東区深川江戸資料館の企画展『時代小説と深川』(11月11日終了)に引き続き、特別展『時代小説そして時代劇』(11月7日~20日)にて深川ゆかりの作家の一人として著作をご展示いただきました。
今の僕では名だたる先生方の末席に名前を連ねるのもおこがましい限りですが光栄に存じます。関係者各位様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

2.初めての子ども向け時代小説として「日本児童文学」(小峰書店刊)に連載させていただいた『小さな剣士』が最新刊の2018年11・12月号で最終回を迎えました。連載中お世話になりました各位様および応援してくださった読者の皆様、誠にありがとうございました。
連載を開始した当初は長いと思っていた全6回も後半は駆け足になってしまいましたが、折を見て足りない点に筆を加え、書籍化できればと存じます。ご期待ください。

発売中の作品です

2018年7月29日

二見時代小説文庫より先週発売となりました『浜町様捕物帳3 子連れ武骨侍』です。
タイトルは僕のプロットを基にした編集長からのご提案。表紙イラストは1巻からお世話になっております宮川雄一さんです。宮川さんのタッチの持ち味を活かしていただきつつ、前巻までにも増して親しみやすい、微笑ましいイメージに描いていただきました。お目に留まりましたら何卒よしなに。

徳間文庫からはデビュー当時に手がけた『松平蒼二郎始末帳』シリーズの改訂版が全5巻で刊行中です。主人公の松平蒼二郎は時代設定が同じ塩谷隼人・日比野左内の両シリーズにもゲストとして再三登場した、作者の僕自身にとっても愛着深いキャラクターです。
今回の改訂版では旧版の原稿を全面的に見直し、若作ゆえの稚拙な表現を可能な限り改めることを心がけて加筆修正をいたしました。
6月8日に同月刊行となりました1・2巻に続いて、7月に3巻、8月に4巻、9月にラスト5巻が発売予定です。
表紙の画像は掲載を割愛させていただきましたが、塩谷シリーズ等でもお馴染みの安里英晴先生にご担当いただいております。安里先生、長らくお世話になりました。

「日本児童文学」の連載作品『小さな剣士』は、現在発売中の7・8月号に第4回が掲載されております。原稿は第5回を脱稿し、ラストの第6回をただいま執筆中です。ご期待ください。

電子書籍版『隼人の剣』配信元が変わりました

2018年4月6日

塩谷隼人シリーズ関連の続報です。
里見桂先生の作画で雑誌連載された『江戸常勤家老 隼人の剣』電子書籍版の配信元が、これまでの里見プロダクション様から佐藤漫画製作所様に変わり、表紙もリニューアルされました。




電子書籍版『隼人の剣』は紙媒体では未刊行の4巻を以て完結し、連載時には掲載されなかった描き下ろしのラスト2話も収録されております。連載時のストーリーは徳間文庫版のシリーズ第1期『塩谷隼人江戸常勤記<一>~<四>』が原作でしたが、電子書籍化に伴って僕の立場は「原案」とし、小説とは異なるラストを含めた漫画独自の展開は、里見先生にお任せしました。

里見先生は僕が小学~高校生だった頃の「週刊少年サンデー」の常連作家で、元気なヒロインが活躍する作品を多くご執筆されました。青年誌にご執筆の場を移されてからは時代物を含む骨太な作品を手がけておられます。塩谷隼人シリーズの漫画化は、原作小説で幕府と桜井松平家の経済を巡る対立が物語の主軸となってくる以前の時期であり、漫画独自の展開に見られた武家のシリアスな政治劇を連載当初からお描きになりたかったであろう先生には物足りなかったのかもしれません。その反省を踏まえ、それまで疎かにしていた江戸時代の政治・経済に目を配って書き続けてきた小説がシリーズ完結を迎えると同時に『隼人の剣』の配信範囲が拡がり、皆様方のお目に留まりやすくなったのは幸いです。小説ともどもご購読いただけましたら嬉しく存じます。

本日発売の新刊です【徳間文庫】

皆様毎日お疲れ様です。
徳間文庫より本日、塩谷隼人シリーズの新刊が発売されましたのでお知らせします。
題名は『江戸家老塩谷隼人<三> 恋敵は公方様』です。
週末にお手に取っていただけましたら幸いです。

このシリーズ、残念ながら今回で最終巻となります。
主人公の塩谷隼人は外伝の日比野左内シリーズを含めると徳間文庫版だけでも20巻近く登場し続けた愛着深いキャラクターであり、名残惜しい限りですが申し訳ありません。
このたび初めてお手に取ってくださった皆様にはぜひ、隼人と忠臣の金子作左衛門が初登場した日比野シリーズ第1作『裂帛』(講談社文庫)収録の短編「漢(おとこ)の気概」から順次、隼人と関わる老若男女のレギュラー陣の過去が書かれたシリーズ既刊をお読みいただければ嬉しく存じます。ちなみに「漢の気概」は日比野シリーズから隼人絡みのエピソードのみを抜粋した、徳間文庫の『助っ人剣客』にも収録されております。

塩谷隼人シリーズの背景とさせていただいた江戸時代後期の摂津尼崎四万五千石は、徳川将軍家と先祖を同じくする十八松平の桜井松平家が当主でありながら幕府に冷遇され、特に財政面で苦しんだ大名家です。その裏には西国一帯、特に大坂を中心に関西の経済を押さえようとした幕府の思惑があり、日本経済史としても興味深いテーマです。学生の頃に注目することができていれば卒論のテーマにしたかったところですが時すでに遅しで、浅学ながら作品づくりに活かせればとシリーズの後半において色々掘り下げたもののまだまだ取り上げたい題材は残っており、今回はシリーズの完結編ということで政治・経済の話よりも隼人個人のエピソードに重きを置いた形となりましたが、機会があればまた別の作品で取り組んでみたいと願っております。

2008年刊の『裂帛』から10年に亘るご愛顧、誠にありがとうございました。
これまで応援してくださった方々、これからお読みいただく皆様に心より御礼を申し上げます。

最近は私事で慌ただしく、新作の執筆が途切れがちですが「日本児童文学」(小峰書店刊)での初連載は隔月刊のペースに救われ、おかげさまで何とか原稿を落とすことなく続けさせていただいております。第2回を掲載の2018年3・4月号がただいま発売中ですので、よろしかったらこちらも何卒よしなに。挿絵ご担当のいりえ・わ・かめ先生には江戸時代の装束や現代とは異なる防具など、毎回お手数をおかけしております。

光文社文庫の辻番所シリーズ新作も遅れていてすみません。
原稿は途中まで執筆したものの自分の考えた設定に疑問を覚えていちから見直し、昨夜まで試行錯誤をしておりました。
史料から得たヒントを基に、ただいまプロットの固め直しから集中して取り組んでいます。
連休に入る前に脱稿し、できるだけ早くお目にかけたく存じますのでお問い合わせくださった皆様方、昨年からお待たせ続きで申し訳ありませんが今少しだけご猶予ください。彼岸も明けて過ごしやすい陽気となりましたが季節の変わり目、くれぐれもお体ご自愛くださいますよう。

寒中お見舞い申し上げます

2018年1月12日

皆様ご無沙汰しております。新年最初の更新です。
今週、徳間文庫より『江戸家老塩谷隼人二 対決、示現流』が発売となりました。
店頭でお目に留まりましたら、よろしくお願いいたします。

本日はもうひとつお知らせがございます。
僕がデビュー以来所属しております日本児童文学者協会編集・発行の「日本児童文学」(小峰書店刊 隔月刊)で子ども向け時代小説の連載が始まりました。
第1回が現在発売中の2018年1・2月号に掲載されております。


タイトルは『小さな剣士』。全6回の連載です。
書店にてお取り寄せ可能ですので何卒よしなに。

1 2 3 4 5 6 15
2019年2月
« 11月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728