隠居与力吟味帖(いんきょよりきぎんみちょう)シリーズ  学研パブリッシング/学研M文庫

新大橋の隠居は南町の切れ者与力。推理と剣技の冴えは今も健在!

大学で推理小説研究会に籍を置いていた身として、いつか捕物帳を書いてみたい想いがありました。そこで学研M文庫の新編集長のご依頼により生み出した主人公が南町奉行所の元吟味方与力、今は松尾芭蕉ゆかりの新大橋で隠居暮らしを楽しむ宇野幸内(うのこうない)52歳です。実在した南町の名与力である仁杉(ひとすぎ)五郎左衛門とは長年の友人同士と設定し、史実上の事件を絡めて書き下ろした3部作と、実在の南町奉行である「耀甲斐(ようかい)」こと鳥居甲斐守耀蔵と主人公の対立から和解に至る2部作をもちまして、シリーズを完結させていただきました。

【表紙(イラスト 村田 涼平)】
左から順に第1巻『錆(さ)びた十手』2008年6月刊、第2巻『月下(げっか)の相棒』2008年11月刊、第3巻『男の背中』2009年6月刊。第4巻『遠い雷鳴』2010年9月刊、第5巻『埋火(うずみび)の如く』2011年6月刊。全5巻完結【絶版】。村田先生ありがとうございました。

隠居与力吟味帖 第1巻 錆びた十手隠居与力吟味帖 第2巻 月下の相棒隠居与力吟味帖 第3巻 男の背中隠居与力吟味帖 第4巻 遠い雷鳴隠居与力吟味帖 第5巻 埋火の如く

幸内と一緒に描いていただいているキャラクターは本作品の副主人公で、北町奉行所の熱血若同心の高田俊平(たかだしゅんぺい)21歳。小野派一刀流の使い手で洒落者の幸内と対比させる上で、新選組ものでおなじみの天然理心流を修行した、博徒一家との決闘も辞さない暴れん坊と設定しました。幸内との出会いがきっかけとなり、俊平が成長していく姿を書くことも本作品の大事なポイントと心がけ、執筆に取り組ませていただきました。